スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

日米首脳会談 日本が背負う重いリスク

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/syasetu/article/166058
西日本新聞2015年04月30日(最終更新 2015年04月30日 10時36分)

「オタガイノタメニ(お互いのために)。それが世界の見本となる同盟関係の本質だ」
 オバマ大統領は記者会見でわざわざ日本語を使って、日米関係の意義をアピールした。
 安倍晋三首相とオバマ大統領との日米首脳会談が行われ、両首脳は国際秩序の構築に向けて日米関係を強化する方針で一致した。
 オバマ大統領と安倍首相はこれまで、必ずしも息が合っているとは言い難かった。しかし今回は、米国が安倍首相を国賓級待遇で迎え、親密さを示す演出も施すなど、日米ともに会談の意義や成果をうたい上げる展開となった。
 両首脳を接近させた背景には、中国の存在がある。
 日本政府は、急速に軍備を拡大して海洋進出を目指す中国に強い危機意識を抱く。特に、沖縄県・尖閣諸島をめぐる中国の動きには警戒感を募らせている。
 中国の拡張主義を懸念するのは米国も同じだ。米国は中国が主導してアジアインフラ投資銀行(AIIB)の設立を目指すなどアジアの経済的主導権を握ろうとしていることにも神経をとがらせる。
 会見でオバマ大統領は「尖閣諸島は日米安全保障条約の適用対象だ」とあらためて明言した。日米両首脳が今回、中国の軍事的台頭に対する強い結束を示したことには一定の評価ができるだろう。

 ▼負担肩代わりを期待
 ただ、米国が日本に期待するのは「中国包囲網」でのスクラムだけではない。
 今回の安倍首相の訪問を米国側が歓迎したのは、安倍政権の進める安保法制見直しと、それに伴う日米防衛協力指針(ガイドライン)改定を高く評価したからだ。
いまだに圧倒的な軍事力を持つ米国とはいえ、イスラム過激派がはびこる中東や、ロシアが介入するウクライナなど、同時多発的な紛争や危機の対応に追われ、単独で現在の世界秩序を維持するのは困難になっている。
 そこで米国が求めているのが、日本がもっと世界各地での秩序維持活動に参加し、米国の負担を肩代わりしてくれることだ。それは具体的には、米国など多国籍軍への後方支援や、国際的な海上交通路での機雷掃海である。
 集団的自衛権の行使を容認し、自衛隊の海外活動を拡大する日本政府の安保法制見直しは、米国のこうした期待と完全に合致する。
 米国が対中国で日本の後ろ盾となり、その代わり日本は世界で米国の軍事活動に協力する-。これが両国の政府が思い描く「お互いのために」の構図だ。オバマ大統領も会見で「日本は地球規模のパートナー」と持ち上げた。
 本来は政治や経済、文化など重層的だった日米関係で、軍事の比重が急速に増している。今回の会談によって、日米同盟の変質が進んだことは間違いない。

 ▼TPPも中国にらむ
 環太平洋連携協定(TPP)問題では、両首脳が交渉の早期妥結への連携を確認した。ここでも対中国の思惑が働いた。
 日米両政府は、TPPを中国に対抗する貿易圏として確立することを目指す。中国のAIIB設立で焦りを抱き、両首脳がTPP交渉を加速させるという力学だ。
 米国を中心とする旧来の世界秩序が今、大きく揺らいでいる。安全保障でも経済でも、日本はあくまで米国と一体化することで、この変化に対応する構えだ。
 「日米同盟の強化」という前向きなスローガンを掲げつつ、安倍首相はリスクの高い地球規模の軍事協力に踏み込もうとしている。しかし、首相はそのリスクをまだ国民に説明していない。
ベトナムからアフガニスタン、イラクに至るまで、米国は世界各地で軍事介入し、その収拾に苦慮したり、泥沼に陥ったりしている。米国の軍事介入に同調し、多大の犠牲を払った同盟国もある。
 安倍首相は会見で安保法制見直しについて「(日本が)戦争に巻き込まれると、レッテル貼りのような議論が行われるのは大変残念だ」と語った。しかし、首相は反対論を切り捨てる前に、これから日本が背負うリスクについてもっと率直に説明すべきではないか。
 日米関係を強化することには誰も反対しないだろう。だが、それが実質的には、軍事協力が突出する「同盟の変質」であることには強い不安を覚えざるを得ない。
=2015/04/30付 西日本新聞朝刊=


安倍首相演説を評価=野党は「国会無視」批判-与党
時事通信(2015/04/30-19:07)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201504/2015043000915&g=pol
安倍晋三首相の米議会上下両院合同会議での演説について、与野党の評価は分かれた。自民党の二階俊博総務会長は30日、「昔は米国にお願いするばかりだったが、これからは日本がお願いされる場面もたくさん出てくる。その決意を示した」と評価した。和歌山県高野町で記者団の質問に答えた。
 公明党の山口那津男代表も党の会合で、日本の首相として初めての両院合同会議での演説となったことを「歴史的出来事だ」とした上で、「歴史認識について『痛切な反省』との表現を使い、戦後の平和国家の歩みを具体的にしっかり述べた」と歓迎した。
 一方、野党は安全保障関連法案を今夏までに成立させると明言したことを一斉に批判。民主党の岡田克也代表は「法案提出すらされていない段階で成立時期を約束するなど前代未聞だ。国民無視、国会無視ここに極まれりだ」との談話を発表した。
 共産党の山下芳生書記局長は「究極の対米従属だ。時間をかけて議論すれば、反対世論が多数になることを恐れている」と切り捨て、社民党の吉田忠智党首も「立法府を無視している。国民が国家権力を縛るという立憲主義をも否定する問題発言だ」と強調した。(2015/04/30-19:07)

「首相演説は国会軽視」=日米議員勉強会で維新幹事長
時事通信(2015/05/01-09:37)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201505/2015050100147&g=pol
【ワシントン時事】日米防衛協力の指針(ガイドライン)の再改定を受け、日米の超党派の議員が4月30日午後(日本時間1日午前)、ミサイル防衛に関する勉強会を発足させ、ワシントンで初会合を開いた。この中で、維新の党の松野頼久幹事長は、安倍晋三首相が夏までに安全保障関連法案を成立させると発言したことについて「国会を全く軽視している」と批判した。
 初会合には松野氏のほか、自民党の河井克行衆院議員、民主党の長島昭久元防衛副大臣、米共和党のロジャーズ下院軍事委員会戦略軍小委員会らが出席。米側からは米議会での首相演説を「同盟の新しい扉を開く」と称賛する声が上がったが、松野氏は「法案の形も見えていない段階で、少し国会に失礼かなと思っている」と語った
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

nowhere

Author:nowhere
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。