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東芝、韓国SKハイニックスから和解金330億円 提携拡大

注)特定の団体組織との関連は不明です

2014/12/19 20:15 日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ19I08_Z11C14A2MM8000/
東芝は19日、半導体技術を不正な方法で取得したとして韓国の同業大手SKハイニックスに損害賠償を求めていた訴訟で和解が成立したと発表した。SKハイニックスが東芝に2億7800万ドル(約330億円)支払う。和解の詳しい内容は非公表だが、SKハイニックスが東芝の主張を一部認めたとみられる。和解を受け両社は、半導体の提携分野を拡大すると表明した。

 東芝は今年3月、四日市工場(三重県四日市市)を共同運営する米サンディスクの元社員を通じ、SKハイニックスが東芝の主力半導体「NAND型フラッシュメモリー」の研究データを不正に入手したと主張。不正競争防止法違反があったとして、約1100億円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こしていた。

 11月に開かれた初弁論でSKハイニックスは、東芝の主張に反論して争う姿勢をみせたが、一転して和解となった。「日本企業が民事訴訟で300億円規模を得て和解するのは極めて珍しい」(国際訴訟に詳しい弁護士)という。営業秘密や特許など知的財産を巡る訴訟で日本企業が得る和解金額としては過去最大とみられる。

 背景には半導体業界の厳しい技術競争がある。両社はNANDで競争関係にある一方、別のメモリー「DRAM」の次世代型「MRAM」の開発では協力関係にある。

 ビッグデータ市場の本格化に合わせて実用化が見込まれるMRAMは、巨大市場への成長が期待できる。韓国サムスン電子や米インテルも含め、激しい開発競争が繰り広げられている。NANDの訴訟が長引くことで後れを取りかねないと判断、早期の和解につながったとみられる。

 東芝の田中久雄社長は「機密情報が不正に取得・使用されたことは遺憾だが、今後のメモリー事業拡大に向けて協業することが当社の利益にかなう」と説明、SKハイニックスは「責任を認めたわけではないが経営の不確実性を解消するため合意した」とコメントした。

東芝とSKハイニックスは同日、提携分野を次世代露光の生産技術の開発にも広げると発表した。次世代露光は複数の有力候補があり、単独での開発費負担は重かった。

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