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STAP細胞を否定、理研調査委 すべてESの可能性

http://www.nikkei.com/article/DGXLASGG26H0W_W4A221C1MM0000/
日本経済新聞2014/12/26 10:54 (2014/12/26 12:06更新
STAP細胞を巡る問題で理化学研究所の調査委員会は26日、東京都内で記者会見し、STAP細胞は既存の万能細胞である胚性幹細胞(ES細胞)だった可能性が非常に高いとする報告書を発表した。万能性の根拠となった実験もES細胞の混入で説明できるとし、STAP論文は「ほぼすべて否定」と結論づけた。ただ、混入の経緯などについては判断できず、問題の全容解明には至らなかったが、理研は調査を打ち切ると発表した。
STAP細胞は検証実験で小保方晴子氏が作製できず、存在が事実上否定されていた。さまざまな科学的検証の結果から、調査委はSTAP細胞の証拠となる細胞や組織は「全てES細胞の混入に由来するか、混入で説明できる」と断定した。 調査委は委員長の桂勲・国立遺伝学研究所所長ら7人の外部有識者で構成し、小保方氏の研究室などに保管されている細胞や実験データを調べたほか、関係者らに聞き取り調査してきた。
 STAP細胞を変化させた細胞の遺伝子配列を調べたところ、保管されているES細胞と99%以上一致していた。このことから、STAP細胞そのものや、それを変化させたさまざまな細胞はES細胞から作られた可能性が高いなどと断定した。万能性の根拠となっていた緑色に光るマウスについても同様とした。桂委員長は会見で「論文に載ったSTAP細胞がなかったことはほぼ確実だ」と強調した。
 ただ、ES細胞を誰がどうやって混入させたかや、過失か故意なのかは「決定的な判断をすることは困難」と結論を避けた。桂委員長によると、小保方氏は自らの意図的な混入を否定した。調査委が求めた実験記録の提出もなかったという。
 2つの図表について新たに捏造(ねつぞう)を認定した。いずれも2本ある論文のうち主論文に記載されている。一つは細胞増殖率に関するグラフで実験を手がけた記録がなく、小保方氏が細胞の数を計測していなかった。もう一つはSTAP細胞の遺伝子データを示した図で、実験データとされる結果と一致せず作図したと判断した。
 小保方氏が当時所属していた研究室の責任者だった若山照彦・山梨大学教授については不正を認定しなかった。しかし、自殺したため調査対象から外れた笹井芳樹氏とともに「明らかに怪しいデータがあるのに、それを追及する実験を怠った」と指摘し、「責任は特に大きいと考える」と強調した。さらに「(2人を中心とする)共著者が適切な行動をとっていれば問題は、ここまで大きくならなかった可能性が高い」と指摘した。
 理研は4月、STAP論文に2つの不正があると認定したが、その後も新たな疑義が浮上し、調査委を9月に設けた。

STAP「すべてES細胞」 理研調査委、混入を認定
http://www.asahi.com/articles/ASGDV34DXGDVULBJ009.html
朝日新聞 2014年12月26日12時02分
STAP細胞をめぐる問題で、理化学研究所の調査委員会(委員長=桂勲・国立遺伝学研究所長)は26日、論文でSTAP細胞からつくったとされた細胞は調べた限りではすべて、別の万能細胞である既存のES細胞に由来することが確実になったとする報告書を発表した。細胞の作製時にES細胞が混入したと認定している。ただ、故意か過失か、誰が行ったかは特定できなかったという。調査委は9月に設置され、外部有識者の委員らが不正の全容解明を進めてきた。調査対象は、小保方晴子元研究員と共著者の若山照彦・山梨大教授、丹羽仁史・理研チームリーダー。小保方氏や若山氏の研究室に残っていたSTAP細胞に由来する細胞や実験の元データ、関係者の電子メールなどを約4カ月かけて詳しく調べた。
 研究室に残っていたSTAP細胞からつくられたとされる細胞を遺伝子解析して、そのデータを若山研究室でつくられたES細胞や小保方研究室にあったES細胞と比較したところ、特有の遺伝子などの特徴が酷似していた。
 STAP細胞が万能細胞であるとする根拠を示すための実験に用いられた組織なども分析し、いずれもES細胞に由来する可能性が高いとした。調査委の調査に、小保方氏は「私が混入させたことは絶対ありません」と答え、ほかの関係者も全員が混入させたことを否定したという。STAP細胞をつくっていた部屋に入室できる人は多く、調査委はだれが混入したか決定できないと結論づけた。
 また、論文に記載された図表のうち2点について、元となる実験が日程的にできないことが小保方氏の出勤記録から明らかだったなどとして、新たに小保方氏による捏造(ねつぞう)と認定した。ES細胞は作製方法が確立された万能細胞で、研究現場では広く利用されている。桂委員長はSTAP細胞はES細胞と「ほぼ断定していい」と話した。
 小保方氏の論文作成を指導した理研の笹井芳樹氏(故人)や、小保方氏が論文の主たる研究をした時期に所属していた研究室の責任者だった若山氏については、見ただけで疑念がわく図表を見逃した責任は大きいとした。また、著者らが適切な行動をとっていたらSTAP問題はここまで大きくならなかった可能性が高いと指摘した。
 STAP細胞は小保方氏らが1月に英科学誌ネイチャーで発表。マウスの体の細胞を弱酸性の液体で刺激するだけでつくれる新型万能細胞とされたが、論文は7月に撤回され、今月19日には理研が「存在を確認できなかった」と発表した。
     ◇
■STAP細胞論文の調査報告書の主な結論
・STAP細胞から作ったとされた細胞や組織は、すべてES細胞の混入に由来する、あるいはそれで説明できる
・STAP論文はほぼすべて否定された
・これだけ多くのES細胞の混入があると、誰かが故意に混入した疑いをぬぐえないが、実行した人物や故意かどうかは決定できない
・本当に行われたか証拠がない実験もいくつか存在する
・実験法の初歩的な間違いなど過失が非常に多い
・明らかに怪しいデータがあるのに、共著者らはそれを追究する実験を怠った
・若山照彦氏と笹井芳樹氏の責任は特に大きい
・論文中の二つの図について、小保方晴子氏によるデータの捏造(ねつぞう)があった
・若山氏と丹羽仁史氏については、研究不正と認定できる事実はなかった

     ◇

■STAP細胞論文問題を巡る主な経緯
 1月30日 STAP細胞の論文が英科学誌ネイチャーに掲載
 2月18日 論文への疑義の指摘を受け、理研が調査委員会を設置
 4月1日 理研が調査委の最終報告を発表。2件の研究不正を認定
 4月9日 小保方晴子氏が会見。「STAP細胞はあります」などと主張
 6月30日 理研が論文の新たな疑義に対し、予備調査を始めたと発表
 7月1日 小保方氏による検証実験を開始
 7月2日 ネイチャー、論文を撤回
 8月5日 論文作成を指導した理研の笹井芳樹氏の自殺が発覚
 8月27日 理研の検証実験チームが「STAP細胞作れず」と中間報告
 12月19日 理研が検証実験を打ち切り。STAP細胞について「存在の確認に至らなかった」と発表
    ◇
 〈ES細胞〉 胚(はい)性幹細胞(embryonic stem cell)のことで、筋肉や神経など体のほとんどの臓器になることができる万能細胞のひとつ。1981年にマウスで、98年にヒトで初めて作製された。受精卵を壊してつくるため、倫理面での課題があるとの指摘もある。

理研「STAP細胞はES細胞の混入」
12月26日 12時18分NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141226/k10014301221000.html
STAP細胞の問題で理化学研究所の調査委員会は26日会見し、小保方元研究員が新たに2つのねつ造を行っていたと認定したうえで、STAP細胞を培養・凍結保存していたものはES細胞だったことを明らかにしました。
ただ調査に対し論文の著者らは故意の混入を否定していて、誰が混入したかは特定できなかったとしています。
理化学研究所の調査委員会は26日午前会見し、STAP細胞の問題を巡る調査結果について報告しました。
その結果、STAP細胞を培養・凍結保存していたものはES細胞で、STAP細胞の証拠とされた緑に光るマウスやテラトーマと呼ばれる細胞組織などはES細胞が混入した可能性が高いとし、小保方元研究員らが主張してきたSTAP細胞の作製の成功という論文の内容を否定しました。
また、多くのES細胞の混入があることから故意である疑いが拭えないとしましたが、調査に対し、論文の著者らは故意の混入を否定していて、誰が混入したかは特定できなかったとしています。
さらに、小保方元研究員が新たに2つのねつ造を行ったと認定し、論文の多くの図や表のオリジナルデータについて特に小保方元研究員のものが一部を除きほとんど存在せず、本当に行われたのか証拠がない実験もいくつか存在することも明らかにしました。
ただこうした調査は、ことし春、論文に多数の疑義が出されたときに始めていればもっと早く結論を出すことができたと指摘されていて、問題が長引くことになったことなど今後、理化学研究所の責任が問われることになりそうです。
.

野依理事長「信頼回復に全力」
STAP細胞の問題で調査委員会の報告書が提出されたことを受けて、理化学研究所の野依良治理事長は記者会見には出席しませんでしたが、次のようなコメントを発表しました。
「理化学研究所の研究者たちによる論文が社会の信頼を損なう事態を引き起こしたことに対し、改めておわび申し上げます。これを受けて懲戒委員会の審査の再開など、規程に基づく必要な手続きを厳正に進めて参ります。着実に、規範の再生のためのアクションプランを実施していくことにより、改革を進め、信頼回復に全力を尽くす所存です」などとしています。
小保方氏「ES細胞混入させていない」
理化学研究所の調査委員会の桂勲委員長は、調査で小保方元研究員に3回にわたって聞き取りを行ったことを明らかにしたうえで、「小保方さんにESの混入についてどう思うかと聞いたところ、混入の可能性もあるということは言っていた。
聞き取りの最後に改めて『私たちはES細胞であるという十分な証拠をもっています』と伝えたところ、こちらから聞く前に小保方さんの方から『私はES細胞の混入をしたことは絶対にありません』と否定した」と述べました。
小保方氏が不正認めたと判断
理化学研究所の調査委員会の桂勲委員長は、小保方元研究員が論文を書く際、実験データの操作を行ったかどうかについて記者からの質問に答え、「われわれは小保方さんが不正を認めたと判断した」と述べました。
理化学研究所の調査委員会の委員長を務めた国立遺伝学研究所の桂勲所長は記者会見で、「STAP論文の問題は、特殊な研究室で起きたことではなく、どこでも起こりうると考えて研究室を運営してほしい。
『ねつ造・改ざん・盗用』があるかないかというのが倫理教育ということではない。
もっと広い観点から、研究者にとって責任のある研究の在り方ということも含め倫理教育を考えた方がいい。
実験ノートがないことはねつ造でも改ざんでもないが、研究者の責任ある行為ではない」と指摘しました。
そのうえで、「生命科学の研究室は競争的資金を取れないと生き延びられないので必死になっている。
しかし、特許を出すことに集中して科学の基本が忘れられていはいけない。
科学の基本は、有名になりたいからとかノーベル賞を取りたいからということではなく、自然の謎を解く喜びと、社会的責任をどう果たすのか、その2つが重要だ」と述べ、科学の原点に立ち返ることの重要性を訴えました。
文部科学相「大変遺憾」

STAP細胞の問題で、小保方元研究員らが発表した論文の主な結論が否定されたことについて、下村文部科学大臣は「大変遺憾だ。
検証実験を含めて一連の問題について理化学研究所は責任を果たしつつあるが、文部科学省としては、再発防止の取り組みや信頼回復ができているかを見極めていきたい。
今回の問題は、誰がES細胞を入れたか、入れていないかということより、研究チームとして責任が問われるものだ。
小保方氏1人だけの問題ではなく、不正や見過ごしを含めてなぜそうなったのか、理化学研究所として説明責任が問われるものだ」と述べました。
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